おはようございます。しいです。
前回は津野くんと水季の回でしたが今回は夏と弥生の回でしたね。
今回は、9話後半の感想について書きたいと思います。
もしお時間ありましたら最後までよろしくお願いします。
歩き出す夏に「誰の人生だ?」と問いかけるback number
弥生から別れを言われ諦めきれない夏だったが、弥生が電車で行ってしまった後、ひとしきり泣いていましたね。電車に乗った弥生も泣いていてこれは涙なしでは見れないシーンでした。弥生と別れた後、椅子から立ち上がり、歩き始めるシーン。ここにこのドラマの主題歌「新しい恋人たちに」(backnumber)が流れるわけです。そして夏が歩き始める姿を背にものすごくベストなタイミングで「誰の人生だ?誰の人生だ?」と流れてくるのです。第9話はこのシーンを作るためだけにあったと言っても過言ではないくら胸にブッ刺さりました。
「誰の人生だ?」このフレーズがとにかくいい。良くも悪くもいい。
当たり前ですが今までの夏の人生は夏の人生でした。これからの人生は誰の人生になるのでしょうか?これも当たり前ですが夏の人生です。でも、夏の人生をかけて海ちゃんの人生を守るという決断をしたのですからここから先は海ちゃんの人生も背負うことになります。ひいては水季の人生を引き継ぐことにもなります。夏の人生は海ちゃんの人生でもあり水季の人生でもあるのです。
でも夏の人生なのです。誰の人生だ?と聞かれたら夏の人生。夏があらゆるタイミングで決断していくことで夏の人生になっていくのです。
(人生人生うるさくてすみません)
夏の人生を勝手に考察(大きなお世話)
夏は弥生にはっきりと海ちゃんを選ぶと言いました。朱音にも最優先すると宣言しました。さぁ、これからの夏の人生はどうなっていくのでしょうか?勝手に考察してみます。2人暮らしすると言っていたのでいわゆるシングルファーザーになるということです。赤ちゃんから育てるのとは違いますが、仕事に加えて朝昼晩のご飯の準備や掃除や洗濯、学校の準備や親同士の付き合い。塾や習い事、あらゆることを1人でこなしていかなくてはなりません。水季と違うことといえば収入面が安定していそうなことでしょうか。
2人で暮らすと言っても夏の周りにはサポートしてくれる人がたくさんいることが予想されます。実家、みずきの実家、弟、実の父、職場、津野くん、きっと弥生も・・・
だからかな、あんまり心配していません。夏1人で頑張らずに周りに頼っていいと周りが言ってくれればですが。
でも、水季が心の底から見たかった海の成長を間近で見ることができます。この幸せがあるから、日々の大変さは大したことないと思います。でも生活していくのは大変でしょうからそれを大したことないと思えるのはもう少し時間が経ってからかもしれません。
弥生の人生を勝手に考察(大きなお世話)
好きだったけど海ちゃんのお母さんにはなれないから夏との別れを選択した弥生。夏のことは相変わらず心配だから、サポートしていくでしょう。でも、弥生の人生もあります。また他の誰かと出会い。もしかしたら新しい命に恵まれる可能性もあります。幸せになるように選択したのだから、これが幸せ。と感じられる誰か(何か)と出会って欲しいです。
「誰の人生だ?」弥生にとっては、夏と海の人生を一緒に歩まず、自分を大切にする人生を選択したことになります。女性は子育てについては男性より搾取されがちなので苦しかったのならいい選択だったと思います。
もう少ししてから別にまた夏と付き合うことになってもええんやでとも思います。
好き同士でも別れることがある
好き同士だけど別れる。嫌いになったわけではない。好き同士ならなんで別れないといけないのか?海ちゃんの存在が二人をそうさせてしまったのですが、これはもう「運命」というやつですよね。別に夏は海ちゃんを引き取る選択をせずに弥生と幸せに暮らすこともできた。海ちゃんと生きていくという選択をしたから弥生と付き合うという選択は難しくなった。切ないですね。一番都合のいいのは海ちゃんと弥生と夏と3人で暮らしていくなのかなぁ?と思いましたが、弥生には「すがるもの」がない状態だったので孤独感があったのかもしれません。
弥生には絶対に幸せになって欲しいですね。
最後に:子供がいたら恋したらダメってわけではない
この作品は、子供がいるシングルは恋したらだめ(恋できない感じで描かれている)、ただしシングル同士でもお互いに子供がいたら恋(結婚)している。という感じで描かれています。実際に子供にまつわる虐待などを深掘りするとシングルマザーの同居男性が加害者だったり。恋人と一緒にいたいから放置してしまったりというニュースが後を立ちません。
子供の命や成長を見守るのが親の役割です。実は私も水季とほぼ同じ年で子供を産んでいます。実際親としてそんな立派な完璧な感じで育てられているとは言えません。親も人間ですからね。でも私なりに子供の成長をサポートしているつもりです。そんな子供も1人目は社会人になりました。
水季も夏も海ちゃん最優先で守る!というふうになっていますが、恋したっていいし楽しみがあったら楽しんでいいと思うんです。ただし、子供のことを蔑ろにしてはいけないよ。ということなんでしょう。
水季は恋をおしまいにしてしまったけど、もしがんにならない世界線だったら津野くんと結ばれてほしかったですし、海ちゃんから「一緒になったら?」なんておすすめされたかもしれません。
夏も、海ちゃんを大切にしつつもし好きな人ができたらその幸せも掴んで欲しいと思うばかりです。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。