こんにちは、しいです。
久々映画をみました。
2000円支払って観るか?数か月待ち何かしらのサブスクで観るか?あるいはTVの金曜シネマあたりで観るか?結構悩みました。たまたま休みだったこともあり観に行くか悩んでいたら、息子から「たまには観に行ったら?」と背中を押してくれたので観に行くことにしました。
映画公開日の朝一番8:40~の回で観てきました。
8/23 8:40~ 同じ回を見た人たち
駅に直結している商業施設にある映画館。平日(夏休みだが)朝一番の回
観たかった映画を公開日の朝一番を見ることは(試写会やプレミア上映以外で)とても光栄なこと。誰よりも先に内容を知ることがでることがうれしくてちょっとした優越感に浸れます。
250席で満員のシアターに対してお客さんは100人くらい。平日朝一番の映画にしては多い印象。
男女比でいうと女性多め。男子はグループで見に来ているのをみかけました。
エンドロールが流れ終わるまでみんなおりこうに着席していました。最後に何か映像が流れることもありますからね。期待したのでしょう。今回の作品は特になにもありませんでした。
鑑賞後に退場している時、背中に「MIU」のロゴが入ったおそろいのシャツを着ているガチ勢もみかけ「おぉ!」となんだかテンションがあがりました。
全体的な感想
面白かった。配送業界の裏側、巨大企業から末端の配送個人事業主?まで配送の一部始終を知れたような感じになりました。スケールが大きかった。普段はパソコンでポチって届くのを待つのみの完璧なユーザーである私にとって、とても新鮮でした。
大企業の苦悩・配送を請け負う人たちの苦悩・悲哀。私たちみたいに便利だからとポチる人たち。
爆弾事件の犯人が誰なのか?ぎりぎりまでわからないような展開になっており、犯人を特定するまでの過程に「MIU」メンバーや「UDIラボ」メンバーの働きが関係していることに感動しました。
星野源や綾野剛が出てきてわー!となり。石原さとみや井浦新や窪田正孝が出てきてきゃー!となり。1人で観ていたのでうれしさのあまり隣の人をつつくことはできなかったのですが、テンション上がってました。
どの方も主役級。出てくれるだけでありがたいのに、当時の役で出ていることに感動オブ感動。
こういうことができるのがドラマのいいところですよね。
過去ドラマと世界線を交差させるなんてとてもおもしろいアイデアだし、これに協力してくださったすべてのスタッフさんや演者さんに感謝します。だれか1人でも首を横に振れば完成できなかったと思います。やっぱり作品作りってアイデアだけでは成立しない。みんながいい意味で面白がって同じ方向を向いてないとできないものだと思いました。
かっこよく言うなら、この作品を面白いと思って劇場に足を運ぶお客さん(私たち)が見に行くことで完成!大成功!といえるのではないかなと思いました。
ロッカーの暗号?の意味わからん!
初めのシーンにも出てきたロッカーの内側に書かれていた。暗号?謎すぎる。
ベルトコンベヤーの毎秒の速度と荷重制限?が何かになる?みたいな感じでした。答えはまだわかりません。
ネタバレ感想を数件見てみました。ロッカーの暗号について言及してる方もいましたが、答えらしきものは書かれていませんでした。
なんだろう?
命を懸けてベルトコンベヤーをとめてセンター自体の稼働を止めることが目的?本当だったら、すぐに救急車に連絡するべきところだったが稼働再開できるようにしてから救急車を呼んだ?大企業からしたら1人の命より売り上げのほうが大切だということだろう。
作品を通して心を壊してまで働く必要ないよというメッセージなのかな?と感じました。
ラストマイルの主軸で登場している方々は仕事に疲れて切っていました。でもその手を止めるとはできない。社会的な尊厳が保てなくなる、生活ができなくなるからです。現代の日本人がぎゅっと詰まっているようにみえました。
世界規模ショッピングサイトって正規社員少ないんかな?
すごい倉庫にすごい人数の働く人。でもあの人たちみんな派遣?ぱーと?アルバイト?なんですね。岡田将生演ずる孔くんが「社員は9人」と言っていました。あんなに大きい倉庫なのに・・・。これあるあるですよね。今の時代を象徴しているような一言でしたね。公務員関係でも同じですが、大きな会社に見えても正社員は数人あとは期限付きの社員やパートっていうケース多いです。
あんなにたくさんの期限付きの労働者を雇ったほうが人件費は安くで済むし不要な時には人数の調整もしやすいのでしょう。
箱開けないでー!
配送された先で箱を開けるシーンがたくさん出てくるのですが、爆発するときとしない時とあってどれが爆発するのか?めっちゃドキドキしました。お願いだからみんな届いてすぐ箱開けないで!ってなりました。
エレナについて
満島ひかり演ずるエレナは海外の本社から配属されたようでしたね。数年前のセンターでの転落事故について爆破予告があったことを知らされずにもしもの時に備えて突然の移動。
仕事ができるエレナは突然起こる爆破事件についてどんどんこなしていきます。決断力と会社に損害が出ないようにという使命感があるかたでした。
途中エレナが犯人?と思いました。違いましたね。
爆弾のスイッチを押してしまった時の声の震え方はこっちもドキドキしました。もしかしたら爆発するかもしれないですからね。
八木と画策したことは辞める前提だったから行動できたことかもしれません。人って辞めるとなればいろいろできちゃったりして不思議なものですよね。
使命感をもって仕事をしていたのに結局は自分も駒だったことに気づいて大企業から離れる選択をしました。はたからみると「もったいない」なんて思ってしまいますが、当人からしたら地獄だったかもしれませんね。
エレナは今後どんな道を選んでいくのかそれはまた別のお話ですかね?
孔について
いわゆる今どきの転職して居心地いい環境みつけた能力のある若者。
作品を見ている視聴者のストーリー案内人。でも本当は元職がホワイトハッカーとかすごすぎる人物。
決して悪い人ではない。ある程度の責任感で無難に仕事をして収入を得たい人。
爆破事件起こって超面倒だなぁと思っていたようすでしたね。このタイプの社員さん多いですよね。若者だけでなく親世代にも多い印象。現役世代ってこんな感じのひと多いです。
事件解決後、エレナと一緒にだったらもっと楽しく働けたかもしれないですが、エレナやめちゃいましたからね。
次のセンター長に任命されていましたね。
エレナの最後のすがすがしさに対して孔の最後のシーンはどんよりでした。
ノルマをこなして売り上げを出していかないといけない重たい責任が発生してしまうわけです。せっかく転職してお気楽な感じで仕事してきたのに今からまた地獄か・・・・といった感じでした。
でも、孔次第で何かを変えていけるかもしれません。まだ若いし、やばくなる前に転職するか?それもありかと。
八木について
典型的な日本人の会社員。中間管理職。下からも上からも横からもいろいろ言われて一番壊れそうだけど、もっと大変だったころを知っているためかタフな感じ。
八木も結構頑張っていましたね。対応力半端ないと思いました。もしかしたら日ごろから爆発物が混じっている時のBCP訓練とかあるのかもしれませんね。(裏設定として)
えー!とか言いながら頑張っちゃうところが日本人らしさでしたね。
最後は配送料の上乗せに成功して首の皮がつながりました。あの後昇格したかもしれません。
佐野親子について
この親子が一番シビレました。よく街で見かける感じの配達員さん。ラストマイルの言葉の意味を直接的に指す人たちでしたね。
このお二人のシーン・・・悲哀がすごかった。子を思う親の気持ち。子は今の仕事を受け入れきれない。前職とのギャップ。お父さん、配送の仕事の向き合い方は教えるけど決して子の人格を否定しないんですよね。泣けてきます。
配送員さん。同じ労働なのに搾取されまくってる。「100個配って2000円」と言っていました。どこでそんなに搾取されているのでしょうか?昔はもう少し単価がよかったというのも作品の中にありました。やっぱり時代なんですかね。
配達員さんのストライキ。それもありだなと思いました。自分たちの価値を自分たちで上げていく行動も大切だなと感じさせられました。
この方々がいるから私たちは安心してポチることができるのです。でも、不在だったりしてトラブルを直接被っているのもこの方々。
できるだけ不在にならないようにしていくのがポチる私たちの使命です。
最後に
やっぱり公開日に観ると得した気分ですね。ネタバレをよけてネットをしなくて済む(笑)
ほかの方々の感想や考察などを楽しみます!
【2024年8月時点で一気見できるサブスク一覧】
・Tver
・U-next
・DMM TV(アンナチュラルのみ/MIU404は取り扱いなし)
・TELASA(アンナチュラル/MIU404共にサブスク内レンタル)
・hulu
・netflix
・prime video(アンナチュラルのみサブスク内レンタル/MIU404はプライム会員特典)
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!